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Channel: 大阪大学 大学院理学研究科・理学部大阪大学 大学院理学研究科・理学部
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松野健治教授および越智正之助教が令和元年度大阪大学賞を受賞しました

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松野健治教授(生物科学専攻)および越智正之助教(物理学専攻)が令和元年度大阪大学賞を受賞しました。
本賞は、3つの部門(大学運営・教育貢献・若手教員)からなり、大阪大学の教職員が、大学運営、教育及び研究上において本学に特に顕著な貢献をした者に対し、その功績を讃えて表彰するものです。
11月21日(木)には、大阪大学コンベンションセンター(吹田キャンパス)にて、本賞の表彰式が行われ、西尾総長から各受賞者に対し記念の盾が授与されました。

【対象業績】
(教育貢献部門)
松野 健治 教授「学生間の国際交流推進」
(若手教員部門)
越智 正之 助教「拡張された低次元電子状態から創発する固体の新奇物性機能の研究」

(参考)
受賞者一覧
大阪大学HPニュース記事

表彰式での集合写真

(左)越智助教(真ん中)西尾総長(右)松野教授


サイズ進化の法則を発見-性成熟のタイミングと体の大きさの密接な関係-

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理化学研究所(理研)生命機能科学研究センター成長シグナル研究チーム(研究当時)の廣中謙一客員研究員、西村隆史チームリーダー、大阪大学大学院理学研究科の藤本仰一准教授らの共同研究チームは、昆虫の種ごとの個体の最終的な体の大きさ(最終サイズ)を決める重要な要因が、「性成熟の開始に必要な最低の大きさ(臨界サイズ)」であることを明らかにしました。
 本研究成果は、幼若期から性成熟を伴う最終成長期への発生過程と体のサイズの進化との関係を解明する手掛かりとなり、今後は完全変態昆虫以外でも、その生物に特有の生活史を組み込んだ適切なエネルギー配分モデルを構築することで、生物のサイズの進化における普遍的な原理の発見が期待できます。
 今回、共同研究チームは、ショウジョウバエ属の9種を用いて、種ごとに異なる最終サイズ(体重)が、幼虫期において変態の引き金となる臨界サイズ(体重)に比例することを発見しました。観察された最終サイズと臨界サイズの種間変動パターンは、幼体組織と成体組織の最適な成長バランスを求める数学モデルで予測されたパターンとよく一致したことから、臨界サイズへの到達がこれら組織間のエネルギー配分を制御する「スイッチ」として機能していると考えられます。さらに、臨界サイズと最終サイズの比例関係は「成長率」と「最終成長期間」の間に反比例関係があることで説明できること、そして最終成長期間の種間差は性成熟をつかさどるステロイドホルモン活性の時間パターンに由来することを発見しました。これらの発見は、最終サイズを臨界サイズに比例させる仕組みが進化的に保存されていることを示唆しており、「体サイズの進化は、臨界サイズの進化を通してしか起きない」という新たなシナリオが浮かび上がってきました。
 本研究成果は、米国のオンライン科学雑誌『iScience』(10月25日号)に掲載されました。

図 実験で用いた9種のショウジョウバエ


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本件に関する問い合わせ先

大阪大学 大学院理学研究科
准教授 藤本仰一(ふじもと こういち)
TEL:06-6850-5822 FAX:06-6850-5822
E-mail: fujimoto@bio.sci.osaka-u.ac.jp

ホームページ閲覧停止について(12月24、25日:終日)

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システムメンテナンス作業のため、下記日程において、理学研究科・理学部ホームページの閲覧ができなくなります。

令和元年12月24日(火)、25日(水)
※両日とも終日閲覧停止

ご不便をおかけしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

「理工情報系オナー大学院プログラム」がスタートします

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大学院理学研究科・工学研究科・基礎工学研究科・情報科学研究科に所属する学生を対象とした新しい大学院プログラム「理工情報系オナー大学院プログラム」が、2020年春よりスタートいたします。
本プログラムは、履修生が自らの専門分野の研究を深く追究するだけでなく、視野を広げ、異分野や新分野にも分け入っていける力を獲得することを目的とします。そのために履修生は、所属研究科・専攻等での専門課程科目に加え、本プログラムが提供する特別科目を履修し、産・官・学の各セクターにおいて、科学技術で社会をけん引できるような人物となることを目指します。
 
〇特徴
理工情報系の全研究科、研究所、センターがタッグを組んで、部局を超えたユニットを構築しています。学生は、いずれか一つのユニットに属することになります。
M1に募集を行い、選考に通った院生がM2からD3までの4年間で履修します。D1からの履修も可能です。
プログラムの大きな特徴は3点。研究室ローテーション、国内研修/海外研修、給付型奨学金による学生支援です。

(↑クリックすると図が拡大します。)

〇詳しくはホームページをご覧ください。
https://www.sth.osaka-u.ac.jp/

 

宇宙初期に予想外の巨大炭素ガス雲を発見 -アルマ望遠鏡がとらえた宇宙最初の環境汚染-

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東京大学宇宙線研究所の藤本征史氏(現在はコペンハーゲン大学のドーン・フェロー)を中心とする国際研究チームは、アルマ望遠鏡を使った観測によって、宇宙誕生後およそ10億年の時代にある銀河の周囲に、半径約3万光年におよぶ巨大な炭素ガス雲があることを世界で初めて発見しました。
炭素は、宇宙がビッグバンによって誕生した時には存在しておらず、星の中の核融合反応によって作られ、星の最期である超新星爆発によって星の外に放出されたものです。今回の観測によって、炭素は星の外だけでなく、宇宙初期の銀河周辺にもばらまかれて巨大な炭素ガス雲を形成していたことが、初めて明らかになりました。これまでの理論モデルでは、宇宙初期の銀河の周りにこのように巨大な炭素ガス雲の存在は予言されていませんでした。今回の発見は、従来の宇宙進化の考え方に一石を投じるものです。
今回の発見を可能にしたのは、高い感度を持つアルマ望遠鏡が取得した複数の初期銀河の観測データを、アルマ望遠鏡データアーカイブをくまなく調べて集め、重ね合わせるというアイディアでした。これによって、従来の約5倍に達する極めて高感度のデータを得ることができ、銀河の周りに広がる淡い炭素ガスを浮かび上がらせることに成功しました。この炭素ガスの広がりは、ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された銀河内の星の広がりのおよそ5倍にもなる、非常に巨大な構造であることが分かってきました。

この研究成果は、S. Fujimoto et al. “First Identification of 10 kpc [CII] Halo around Star-Forming Galaxies at z=5-7”として、2019年12月16日発行の米国の天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル』に掲載されました。

図 アルマ望遠鏡で観測した18個の銀河の炭素ガスのデータを重ね合わせ(赤色で表示)、ハッブル宇宙望遠鏡による銀河の星の分布画像(青色で表示)と合成した画像。画像全体の視野は3.8秒角×3.8秒角 (128億光年かなたの宇宙における実スケールで7万光年×7万光年)に相当します。
Credit: ALMA (ESO/NAOJ/NRAO), NASA/ESA Hubble Space Telescope, Fujimoto et al.


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本件に関する問い合わせ先

大阪大学 大学院理学研究科 教授 長峯健太郎(ながみね けんたろう)
TEL:06-6850-5481
E-mail : kn@astro-osaka.jp

岡本佳男先生の日本国際賞受賞記念講演会を開催しました

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岡本佳男先生(1964年大阪大学理学部高分子学科卒業、1969年同理学研究科高分子学専攻博士課程修了、現在名古屋大学特別教授・中国ハルビン工程大学特聘教授)が、2019年Japan Prize(日本国際賞)を受賞されたことを記念しまして、佐藤尚弘教授(高分子科学専攻)の司会のもと12月17日(火)に講演会を開催しました。
本講演会には学内だけではなく学外からも合わせて約160名にご参加いただき、会場となった南部陽一郎ホールはほぼ満席となりました。
岡本先生には、らせん高分子の本質と応用に関して 専門家以外の方にも分かりやすくご説明いただき、参加者の皆様は熱心に聴き入っておられました。
講演後には、田島理学研究科長から花束の贈呈があり和やかな雰囲気のもと終了しました。

 

 

(参考)
日本国際賞受賞記念講演会のご案内はこちら

越野幹人教授(物理学専攻)が第16回(令和元年度)日本学術振興会賞を受賞しました

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物理学専攻物性理論研究室の越野幹人教授が、日本学術振興会より、第16回(令和元年度)日本学術振興会賞を受賞しました。
本賞は、創造性に富み優れた研究能力を有する若手研究者を見い出し、早い段階から顕彰することで、その研究意欲を高め、研究の発展を支援することにより、我が国の学術研究の水準を世界のトップレベルにおいて発展させることを目的としています。
今回の賞は「グラフェンの積層系に関する先駆的理論研究及び新奇物性の開拓」が評価されたものです。

なお、授賞式は令和2年2月18日に日本学士院において行われます。

(参考)
日本学術振興会賞HP
受賞者の氏名・略歴及び授賞理由 

酒井英明准教授(物理学専攻)が第1回強磁場フォーラムフロンティア奨励賞を受賞しました

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酒井英明准教授(物理学専攻)が第1回強磁場フォーラムフロンティア奨励賞を受賞しました。
本賞は、日本における研究機関で、強磁場に関連した研究において、新現象の発見や解明、新しい理論的提案、新たな着想の実験技術開発、などに関して優れた成果をあげ、強磁場分野の発展に貢献した若手研究者を対象に授与されるものです。
今回の賞は「強磁場を用いたディラック電子系磁性体の強相関量子輸送現象の解明」が評価されたものです。

なお、授賞式は令和元年12月4日(水)に大阪大学豊中キャンパス・理学研究科J棟2階・南部陽一郎ホールにおいて行われました。

(参考)
強磁場フォーラムHP


第4回大阪大学豊中地区研究交流会を開催しました

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2019年12月17日(火)、豊中キャンパス基礎工学国際棟にて、第4回大阪大学豊中地区研究交流会を開催しました。学内外から教職員や学生、企業・自治体関係者、一般の方など200名を越える参加者が集い、研究発表やディスカッションを通じて交流を深めました。

本交流会は、「文理融合・異分野連携・産学共創への架け橋」というテーマを掲げ、大阪大学豊中地区の理系部局、人文・社会科学系部局の研究者が互いの研究を知り、交流を深めるとともに、併せて、新たな産学共創活動への発展を目指し、産業界との交流を深めることを目的として2016年度から毎年開催しています。
今回は、学内外から計51組の研究グループが研究内容についてポスターを用いて発表と質疑応答を行うポスターセッションと、参加者全員によるランチョン交流会を行いました。一日を通じて活発なディスカッションが行われ、参加者の所属や専門分野の壁を超えて交流を深める機会となりました。

サイエンスナイト2019(第6回)を開催しました

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2019年12月18日(水)に、理学研究科主催公開講座「サイエンスナイト2019」第6回を開催しました。
全6回シリーズの最終回は、「超分子ポリマー:物質と生命の間」のテーマで原田明名誉教授(高分子科学専攻)が講義を行いました。
本講義では、分子の集合体(超分子ポリマー)を構築することにより、自己修復する機能をもった材料が作製でき、組み合わせによっては人工筋肉のような「生物的」な分子集合体も形成できることについて説明がありました。

 

 

2020年度も公開講座「サイエンスナイト」を開催いたします。
日程等の詳細は、ホームページにてご確認ください。(2020年3月中に掲載予定です。)
皆様のご参加をお待ちしております。

 

本研究科学生が2019年秋季大会日本物理学会学生優秀発表賞を受賞しました

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物理学専攻博士後期課程3年の佐藤和樹さんが日本物理学会2019年秋季大会において学生優秀発表賞を受賞しました。
2019年秋季大会日本物理学会 学生優秀発表賞 受賞者一覧
日本物理学会は、広く国内外の物理学の研究者・教育者・技術者約17,000名を擁する組織で、会員の研究成果を内外に発表し、 また会員の研究上の便宜をはかることを目的として、さまざまな活動を行っています。本賞は、学生の積極的な研究発表を奨励し、大会講演の活性化、ひいては将来を担う人材育成を図るために設けられました。

【2019年秋季大会日本物理学会 学生優秀発表賞】
佐藤 和樹  博士後期課程3年
(11pD11-12)
「ダイアモンド格子磁性体MnSc2S4における1 K以下での強磁場磁化過程」

授賞式は令和2年3月16日(月)~19日(木)に名古屋大学東山キャンパスにおいて開催されます。

(参考)
一般社団法人 日本物理学会ホームページ

退職教授による最終講義のご案内(2019年度)

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今年度末で退職される教授の最終講義が、以下のとおり開催されますのでお知らせいたします。

◆林 仲夫 教授(数学専攻)
【日時】令和2年3月13日(金) 14:30~16:00
【場所】理学研究科D棟5階 D501講義室
【演題】Nonlinear Schrödinger Equations and Related Topics

◆田島 節子 教授(物理学専攻)
【日時】令和2年3月9日(月) 14:10~15:10
【場所】理学研究科J棟2階 南部陽一郎ホール
【演題】不自由な自由電子を追いかけて

◆久野 良孝 教授(物理学専攻)
【日時】令和2年3月9日(月) 15:30~16:30
【場所】理学研究科J棟2階 南部陽一郎ホール
【演題】新しい素粒子現象を探求して

◆川村 光 教授(宇宙地球科学専攻)
【日時】令和2年3月13日(金) 13:00~14:30
【場所】理学研究科J棟2階 南部陽一郎ホール
【演題】研究者生活を振り返って

◆中嶋 悟 教授(宇宙地球科学専攻)
【日時】令和2年3月13日(金) 14:40~16:10
【場所】理学研究科J棟2階 南部陽一郎ホール
【演題】なし

第12回 理学研究フォーラム/第11回 研究交流セミナーのご案内 

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「大阪大学の理学研究科って、何を研究しているのだろう?」
そんな素朴な疑問は、年に一度のランチョン交流会で解消しましょう。
思いがけない研究のアイデアやコラボレーションが生まれるかもしれません。

今年は、2020年3月5日(木)に開催します。
ランチョン交流会を兼ねた各専攻・センターからのポスター発表会では、軽食をとりながらフリーディスカッションを行います。
→ポスターリストはこちら(準備中)
また、講演会では、3名の講演者からそれぞれ、植物の成長の仕組み、スロー地震、研究型インターンシップに関する話題を提供していただきます。

本企画は、企業-大学間および学内の交流を増やし、新しいアイデアとイノベーションを生み出すことを目指して開催しており、どなたでも参加できます。
是非ご参加ください。

ご参加にあたっては、こちらの登録フォームより参加登録をお願いします。(3月3日(火)締切 )
当日参加も歓迎いたします。参加費は無料です。

日時
2020年3月5日(木)午前10時より

場所
理学研究科J棟2階南部陽一郎ホール
(参考:豊中キャンパスマップ・理学研究科マップ

対象
教職員・学生、企業関係者、一般の方

主催
大阪大学大学院理学研究科 研究企画推進部

※当日は、理学研究科大学院生による研究成果発表会「基礎科学研究者養成プロジェクトおよび大学院オナー特別コース履修生 研究成果発表会」も併せて開催いたします。

本学部学生が「学生英語プレゼンテーションコンテスト2019」で優勝

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本学部物理学科1年のALIZADEH KASHITIBAN EHSAN(アリザデ エヘサン)さんと安田航一朗さんの2名からなるチーム(チーム名:Golden Phoenix)が、2019年12月15日(日)に開催された「学生英語プレゼンテーションコンテスト2019」で、優勝しました。
このコンテストは、大学コンソーシアム大阪主催で開催され、「大阪の国際化に向けて」をテーマに府下の10大学から計18チームが参加しました。
本チームは今回、プレゼンテーション(タイトル:「Osaka : Asian Pole Star」)と、それに対する質疑応答が高く評価され、見事優勝しました。

【安田さんのコメント】
私が本大会に参加したきっかけは、まずEhsanから講義の後に誘われたのが大きいのですが、その後色々とテーマに関する資料を個人的に調べてみると、とても面白いプレゼン案に仕上がったため、これで優勝出来たら嬉しいなという純粋な気持ちで応募しました。応募が終わってからは優勝だけを目標に、当たって砕けろ精神でプレゼン直前まで推敲を繰り返すなど全力で取り組みました。プレゼンを作る上では産学官民の連携という大阪大学が開学以来重視してきたアイデアを中心に、我々大学で学ぶものが大阪の国際化にどのように貢献できるのかという部分についても触れながら説明することを心がけました。
優勝したチームには、2020年の夏にAsia Pacific Student Services Associationsという国際フォーラムへの参加の支援をしてくださるということで、国外で行われる大会のため、観光面でも楽しみつつ、将来の国外での研究活動も見据えて世界の英語に挑戦していく所存です。 

高校生のための分子生物学実習「ジャイアントインパクト」-学びを生きる力に変える 科学的キャリア教育-

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「高大ギャップを埋める高大接続教育」高校生の悩みを解決します!

12月27日(金)~29日(日)に、豊中キャンパス理学部本館において、理学研究科生物科学専攻の主催により、「高校生のための分子生物学実習「ジャイアントインパクト」」を開催します。

3日間の日程で、大腸菌を用いた遺伝子操作実験や電子顕微鏡実習を行うことにより、生命科学研究の魅力に触れ、実験や思考の楽しさを味わう。また、問題発見能力・問題解決能力など科学の世界の社会人基礎力を与え、「今何のために勉強しているのか?研究するのか?」を考えることで「学びを生きる力に変える」科学的キャリア教育です。

本実習は20年以上前から始まった日本最古の高大接続教育で、高校生から大学生・院生までを教育する総合的な教育システムです。この公開講座では、3日間遺伝子組換え実験を通じて純粋に実験や思考を楽しみ、科学の基礎基本をしっかり学びます。また、日本で唯一の科学的キャリア教育であり、求めるものは生きる力(zest for living)です。「いかにすれば学びを生きる力に変えることができるのか」という教育の本丸に迫ります。本実習の命は、日本一の学生チューターです。きらきら輝き生きる力に溢れた大学生・院生と共に最後まで真摯な姿勢で一生懸命思考する高校生。「なぜ、彼らは苦難から逃げずに学び続けたのか?思考と闘ったのか?」これが「生きる力のキャッチボール」です。

○受講料は、9,500円です。事前に申し込みが必要です。

○詳細は、こちらをご確認ください。(募集要項

○受講対象者は、高校生および高校教員です。実習に先立って別日に事前学習授業があります。


越野幹人教授(物理学専攻)が大阪大学栄誉教授の称号を付与されました

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物理学専攻物性理論研究室の越野幹人教授が、大阪大学栄誉教授の称号を付与されました。

「大阪大学栄誉教授(Osaka University Distinguished Professor)」の称号は、ノーベル賞、文化勲章、フィールズ賞、文化功労者、日本学士院賞、日本学士院エジンバラ公賞、日本芸術院賞、日本国際賞、紫綬褒章、京都賞、日本学術振興会賞その他これらに相当する著名な賞を受賞するなど、本学の教育、研究及び社会貢献の推進に先導的な役割を担う本学の現役の教授及び大阪大学特別教授の称号付与者に対して付与されるものです。

今回は、日本学術振興会より、第16回(令和元年度)日本学術振興会賞を受賞したことが高く評価され、称号が付与されました。

(参考)
大阪大学栄誉教授一覧
第16回(令和元年度)日本学術振興会賞受賞記事

 

【延期】第12回 理学研究フォーラム/第11回 研究交流セミナーのご案内 

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【重要】新型コロナウイルス感染症に伴うセミナー延期について (2020(令和2)年228日掲載)

本セミナーにつきましては、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を踏まえ、誠に残念ながら開催を延期することとしましたので、お知らせ申し上げます。

本セミナーへのご参加を予定されていた皆様には、心よりお詫び申し上げます。

新たな日程につきましては決定致しましたら、改めてWebサイト等でご案内させていただく予定です。

ご了承いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

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【延期】第12回 理学研究フォーラム/第11回 研究交流セミナーのご案内

「大阪大学の理学研究科って、何を研究しているのだろう?」
そんな素朴な疑問は、年に一度のランチョン交流会で解消しましょう。
思いがけない研究のアイデアやコラボレーションが生まれるかもしれません。

今年は、2020年3月5日(木)に開催します。(延期)
ランチョン交流会を兼ねた各専攻・センターからのポスター発表会では、軽食をとりながらフリーディスカッションを行います。
→ポスターリストはこちら(準備中)
また、講演会では、3名の講演者からそれぞれ、植物の成長の仕組み、スロー地震、研究型インターンシップに関する話題を提供していただきます。

本企画は、企業-大学間および学内の交流を増やし、新しいアイデアとイノベーションを生み出すことを目指して開催しており、どなたでも参加できます。
是非ご参加ください。

ご参加にあたっては、こちらの登録フォーム(準備中)より参加登録をお願いします。
当日参加も歓迎いたします。参加費は無料です。

日時
2020年3月5日(木)午前10時より(延期)

場所
理学研究科J棟2階南部陽一郎ホール
(参考:豊中キャンパスマップ・理学研究科マップ

対象
教職員・学生、企業関係者、一般の方

主催
大阪大学大学院理学研究科 研究企画推進部

講演要旨

1.「植物の成長の仕組みに関する研究と、生命に関して考えていること」
柿本 辰男(生物科学専攻)
  多細胞生物は同一のゲノムを持った細胞から成り立ちますが、発生の過程では、それぞれの細胞が正しい配置をとることで形が出来てきます。これは、細胞のコミュニケーションがあることと、それぞれの細胞が運命を決めていくことによって可能となります。私たちは、植物の発生に関わる細胞間コミュニケーション分子、その受容体、またこれによって制御される遺伝子の発現の研究を行なっており、その紹介をします。また、自分の研究に限らず生命について様々考える問題について話題提供し、他分野の方の考えを伺えたらと思います。

 

2.「スロー地震とは何か」
波多野 恭弘(宇宙地球科学専攻)
  地震は、プレート境界や断層が急激に滑ることで地震波を放出する現象です。したがって、「なぜ急激に滑るのか」「ゆっくり滑ってくれれば地震波が出ないで済むではないか」と考えるのは(人間の勝手ではありますが)自然な発想でしょう。実は21世紀に入ってから、地震波をほとんど出さない新種の地震(スロー地震)が次々と発見されており、 地震がかなり多様な自然現象であることが分かってきました。本講演では、観測によって分かってきたスロー地震の姿を簡単に紹介し、それらが摩擦運動の安定化・不安定化という観点からいかにして物理的に理解されうるかについて展望をお話しします。

 

3.「学生、大学、企業それぞれにメリットがある研究型インターンシップ」
藤森 義弘(一般社団法人産学協働イノベーション人材育成協議会(C-ENGINE))
  大阪大学を含むトップ17大学とグローバル企業37社のコンソーシアムにおける研究型インターンシップについて、過去5年間の約400件の実施例を踏まえ、学生、大学、企業それぞれにどのようなメリットがあるか、イノベーション創出と人材育成の観点からご紹介します。学位取得時までに開発していただきたい、トランスファラブルスキル”RISE”に言及し、インターンシップを通して見えてきた博士人材に対する期待像についてお話します。

 

※当日は、理学研究科大学院生による研究成果発表会「基礎科学研究者養成プロジェクトおよび大学院オナー特別コース履修生 研究成果発表会」も併せて開催いたします。(発表会としては中止)

 

理学部同窓会講演会2020

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5月2日(土)、理学部同窓会主催により、「理学部同窓会講演会」を開催いたします。同窓会員以外の方も参加可能となっておりますので、いちょう祭へのご来場に合わせ、是非ともご参加ください。

日時
2020年5月2日(土)14:30~16:30

場所
大阪大学(豊中キャンパス)理学J棟2階 南部陽一郎ホール

講師(敬称略)と演題
吉村 厚司(株式会社ドリーム・アーツ上席理事、数学科1985年卒)
「混沌の時代に理学に期待することは何か~企業の視点から~」

寺田 健太郎(大阪大学大学院 理学研究科教授、物理学科1988年卒)
「満月に吹く地球からの風」

糖鎖を利用した安定なインスリンの合成に成功 ―繊維化しない新しいインスリン分子の創製―

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大阪大学大学院理学研究科化学専攻有機生物化学研究室の岡本亮講師、梶原康宏教授らの研究グループは、メルボルン大学Florey Institute of Neuroscience and Mental HealthのAssociate professor, Akhter Hossain(アクター ホサイン)らの研究グループとの共同研究において、インスリンに糖鎖が結合した新しい分子である、「グリコインスリン」の化学合成に成功しました。グリコインスリンは、インスリンの機能を低下させる繊維化がおこらず非常に安定であるとともに、インスリンと同等の機能をもつことが明らかとなりました。今回開発されたグリコインスリンは、将来の臨床応用へ有望な新しいインスリン分子の候補となることが期待されます。

本研究成果は、米国化学会誌「Journal of the American Chemical Society(2019年12月18日付)」(オンライン)に公開されました。

図 インスリンとグリコインスリン
(写真)高濃度・高温条件下での原子間力顕微鏡図


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本件に関する問い合わせ先

大阪大学大学院理学研究科 教授 梶原 康宏(かじはら やすひろ)
TEL:06-6850-5380    FAX: 06-6850-5382
E-mail: kajihara@chem.sci.osaka-u.ac.jp

二本足のリニア分子モーターダイニンは小さな歩幅でふらふら歩く

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分子科学研究所の安藤潤助教(当時、現理研)、中村彰彦助教(当時、現静岡大)、山本真由子技術支援員(当時、現基生研)、飯野亮太教授、東京大学大学院理学系研究科の島知弘助教、大阪大学大学院理学研究科の昆隆英教授らの共同研究グループは、リニア分子モーターダイニンの高速高精度1分子観察を達成しました。より具体的には、細胞内の条件に近い高濃度ATP、かつダイニンが自由に運動できる無負荷条件において、100マイクロ秒の時間分解能と1ナノメートル以下の位置決定精度で速い歩行運動の一歩一歩を可視化することに初めて成功しました。その結果、微小管上を正確に一歩ずつ前進するリニア分子モーターキネシンとは異なり、その歩行運動は前進だけでなく後退や横方向への動きを多く含む、酔っ払いのような歩き方であることが確認されました。また、ダイニンの歩幅は、従来のミリ秒レベルの低速1分子観察で報告された値よりも小さく、レールである微小管上のダイニン結合部位間の最小間隔と同等であることを初めて明らかにしました。高速高精度1分子観察の適用により初めて、小さな歩幅が明確に可視化されました。さらに、2本の足が高度に協調して正確に歩行するキネシンとは異なり、それぞれの足が協調せずに独立に動くことが示唆されました。本研究の成果は、リニア分子モーターの歩行運動の仕組みの多様性を明らかにし、人工分子でリニアモーターを実現する上で重要な指針を与えました。

本研究は、科学研究費補助金新学術領域研究「発動分子科学」等の助成の一環として行われ、学術誌『Scientific Reports』に2020年1月23日付でオンライン掲載されました。

図:ダイニンの歩行運動の高速高精度1分子観察の模式図


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本件に関する問い合わせ先

大阪大学 理学研究科 庶務係
TEL:06-6850-5280 / FAX:06-6850-5288
E-mail: ri-syomu@office.osaka-u.ac.jp

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